2005年02月09日(水) 16時50分

下呂温泉：水明館、プライバシーマーク認定−−ホテル・旅館業界で初　／岐阜（毎日新聞）

　個人情報の保護体制を整備した下呂温泉（下呂市）のホテル水明館（滝多賀男社長）が、財団法人日本情報処理開発協会（通称ＪＩＰＤＥＣ、本部・東京）からホテル・旅館業界では第１号の「プライバシーマーク」（今月１日付）を認定された。「プライバシーマーク」認定は社会的信頼性を向上させ、顧客や旅行代理店に安心感を提供できるメリットがある。
　具体的な評価の基準は、顧客の個人情報を取得した場合、第三者への開示、紛失、漏えいなどの予防対策を整えていること。同ホテルは個人情報保護に関する法令遵守を宣言。滝康洋専務を管理責任者に任命し、昨年２月から「プライバシーマーク」認定のために社員、パート合わせ約３００人の従業員、委託業務や出入り業者らを対象に個人情報保護のための実践教育に取り組んだことが評価された。
　今後、２年間、宿泊案内、パンフレット、インターネット、名刺などに「プライバシーマーク」を使用できる。これまでマーク認定を受けた企業は情報サービス業、印刷業関係企業など１０７５社（７日現在）ある。【奈良正臣】

２月９日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050209-00000024-mailo-l21