2005年02月09日(水) 17時10分

振り込め詐欺：２４５件、被害総額２億１３６０万円−−０４年まとめ　／和歌山（毎日新聞）

　◇県警が対策本部設置
　０４年に県内で発生（認知）した振り込め詐欺は２４５件（うち未遂１１件）あり、被害総額が約２億１３６０万円に上ることが、県警のまとめで分かった。県警は被害防止と摘発のため１月１７日、２８人体制の「振り込め詐欺等対策本部」を設置。他府県警や金融機関との連携を強化している。
　県警によると、被害の内訳は、家族の交通事故処理などを装い、現金の振り込みを要求するおれおれ詐欺が、５４件約６８４０万円▽はがきで身に覚えのない「電子料金」を請求するなど架空請求詐欺が、７６件約７９００万円▽架空融資を持ちかけて保証金をだまし取る融資保証金詐欺が、１１５件約６６２０万円。１件当たりの被害最高額は「おれおれ」約３５０万円、「架空請求」約１３００万円、「融資」約８３０万円だった。
　いずれも夏に多発し、「おれおれ」は認知度が高まった秋以降に激減。「融資」は９月にいったん減った後、再び増加に転じ、１２月は最高の１７件あった。被害者の年齢層は「おれおれ」の半数が７０歳以上。一方、「架空請求」は５０歳未満が８割を占めた。【青木勝彦】

２月９日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050209-00000149-mailo-l30