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自ら開発した顧客情報の管理ソフトをヤミ金融業者と知りながら使わせたとして警視庁は、東京都府中市南町6丁目、元コンピューター販売会社社長小宮山澄夫容疑者(57)を出資法違反(高金利)の幇助(ほうじょ)容疑で逮捕した、と9日発表した。ソフトには証拠隠滅用に顧客データを一斉に消去する機能が備わっていたという。
生活経済課の調べでは、小宮山容疑者は02年8月〜今年1月、ヤミ金融を営んでいたとして同法違反容疑で逮捕された田中尚人容疑者(26)らに、顧客名や出入金のデータを管理するソフトを搭載したパソコンなどを売って使わせ、違法営業を助けた疑い。「約500万円で売った。ほか数社にも売った」と話しているという。
ソフトは顧客の住所、氏名、電話番号のほか、警察に通報した疑いがある顧客は「警BL」(警察ブラックリスト)、弁護士に相談したとみられる場合は「弁BL」と表示する形式になっていたという。(02/09 20:00)