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健康食品の販売で業績を伸ばしている「ナチュラリープラス」(東京都港区)が、02年8月期までの2年間に約4億1000万円の所得を隠し、法人税約1億2000万円を免れたとして、東京国税局が同社と和田克也社長(43)、堀口利美専務(43)ら同社幹部3人を法人税法違反(脱税)の疑いで東京地検に告発したことが分かった。和田社長と堀口専務は03年分の全国の高額納税者上位100人に入っていた。
和田社長は86位、堀口専務は95位で、ともに3億円近くの所得税を納めていた。ほかに告発されたのは吉田とし江常務(41)。
関係者によると、同社は健康食品を仕入れる際、正規の取引先との間に取引実態のない会社を介在させて代金を水増しして支払い、水増し分を戻させて3人で分けあっていたという。
同社は査察を受けたことを認め、「国税局と見解の相違はあったが、指摘に従い、納税を済ませた」と話している。
信用調査会社によると同社は99年設立。「スーパー・ルテイン」という商品の販売が好調で、売り上げは04年8月期で330億円。
(02/05 06:13)