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「戦車を駐屯地の門にぶつけた」などと自衛官の息子を装って母親から修理代名目の現金をだまし取るなどの手口で振り込め詐欺をしていたとして、北海道警は4日、札幌市中央区北5西22、自称探偵業古内康義容疑者(23)ら4人を詐欺の疑いで逮捕したと発表した。札幌を拠点にした振り込め詐欺グループで、押収した十数種類の口座の入金記録から被害総額は数千万円とみられている。
他に逮捕されたのは、いずれも札幌市の西区山の手3条7丁目、無職斉藤太基容疑者(21)▽中央区南3西9、無職大熊啓司容疑者(23)▽東区北31東3、金融会社員平泉育子容疑者(22)。古内容疑者は容疑を否認、ほかの3容疑者は認めているという。
札幌中央署などの調べでは4人は1月中旬、伊達市の主婦(47)に、自衛官の息子を装って「戦車を運転していて千歳の自衛隊の門にぶつけてしまった。修理代を振り込んでほしい」などと電話をかけて、指定口座に130万円を振り込ませるなどした疑い。息子が掲載されている同窓会名簿から職業を割り出したとみられるという。
道警によると、4人は昨年秋ごろから、札幌市中央区のマンションから携帯電話で振り込め詐欺を繰り返していた。1月末、平泉容疑者が同市内の郵便局で、被害を受けて取り扱いが凍結されていた口座の残高照会をしたことが、逮捕につながったという。(02/05 02:21)