2005年02月05日(土) 00時12分
用水路の現金、6千万窃盗の容疑者「捨てた」と供述(読売新聞)
現金約6000万円などを盗んだとして、埼玉県警上尾署に窃盗の疑いで3日と4日に逮捕された男女計3人のうち、2人が「盗んだ現金を溝や山林に捨てた」と供述していることが4日、分かった。
同署は、同県蓮田市内の用水路で見つかった現金約1700万円は、この一部である可能性が高いとみて調べている。
逮捕されたのは、さいたま市南区太田窪5、アルバイト阿部啓美(25)と、同県伊奈町栄2、無職望月哲也(24)、同町小室、同吉村一成(21)の3容疑者。
調べによると、3人は1月27日午後6時ごろ、同県上尾市内の男性会社員(25)方に侵入。押し入れ内の衣装ケースの中にあった現金約6000万円などを盗んだ疑い。
男性は以前、住宅建築・販売会社に勤務。抜群の営業成績をあげており、盗まれた現金は歩合給などをためたものだったという。
3人も以前、この会社に勤務。調べに対し、阿部容疑者は「男性に好意を寄せていたが相手にされず、困らせてやろうと思った」と動機を供述。盗んだ金を約2000万円ずつ山分けした後、「余りに大金なので怖くなって溝に捨てた」と話しているという。
また、吉村容疑者は、望月容疑者の分も含め約3800万円を「県東部の山林に捨てた」と供述。同署が山林内を捜しているが、現金はまだ見つかっていないという。
(読売新聞) - 2月5日0時12分更新
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