2005年02月05日(土) 15時37分
6人集団自殺か 車内に七輪、メモ残す 神奈川(産経新聞)
五日午前七時五十分ごろ、神奈川県三浦市南下浦町毘沙門の農道に駐車していたワゴン車内で若い男女六人が倒れているのを、近くに住む農業の男性(47)が発見し、一一〇番通報した。三崎署員が駆けつけたところ、男性三人と女性三人がすでに死亡していた。
車内には練炭が入った七輪四個と睡眠薬があり、自殺をほのめかす複数のメモも見つかったことから、同署では集団自殺とみて、死因の特定とともに六人の身元の確認を急いでいる。
調べによると、六人は死後一日以上が経過。睡眠薬の錠剤を握り締めたまま死んでいた女性もいた。いずれも二十歳代とみられ、運転免許証などから関東や東海地方に住んでいる可能性があるという。女性一人の所持品からは「人生に疲れました。葬式はしないでください」などと記した家族あてのメモが見つかった。
ワゴン車は品川ナンバーのレンタカーで、横浜市内で借りていた。窓は粘着テープで目張りがされ、七輪は助手席に一個、後部荷室に三個置かれていた。発見した男性によると、三日午前十時ごろにも同じ場所にワゴン車が止まっていたという。
現場は、三浦半島の突端部分で、県道から約五十メートル入った畑の中。
(産経新聞) - 2月5日15時37分更新
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