2005年02月05日(土) 16時31分
詐欺:事故装い、補償700万円を詐取 情報誌広告で休業証明書入手 /東京(毎日新聞)
交通事故を装って休業損害補償金名目で約700万円を詐取したとして、警視庁組織犯罪対策4課と五日市署などは4日、西東京市南町2、山口組山健組系暴力団幹部、田中伸一容疑者(38)と幹部・組員3人を含む計7人を詐欺容疑で逮捕したと発表した。うち3人は既に同罪で起訴されている。
調べでは、田中容疑者らは01年5月、4人が乗った乗用車が武蔵野市内で追突事故に遭ったように装い、都内の損害共済振興事業団から4人分の休業損害補償金名目で計約700万円をだまし取った疑い。7人は容疑を認めている。
補償金請求に必要な休業証明書などは、横浜市神奈川区栄町、会社員、阿部彰夫被告(50)=詐欺罪で起訴=が経営していた中央区の食料品会社が発行していた。阿部被告は会社経営が行き詰まり、00年12月ごろから風俗情報誌に「休業証明書を出します」などと広告を出していたほか、口座売買なども手がけていたという。
2月5日朝刊
(毎日新聞) - 2月5日16時31分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050205-00000075-mailo-l13