2005年02月05日(土) 00時00分

振り込め詐欺　“水際”で防ぐ 行徳郵便局員３人に感謝状 （東京新聞）

　行徳署は四日、振り込め詐欺の被害を防いだとして、市川市の行徳郵便局の山崎順司さん（３８）と羽山正利さん（２９）、飯田耕夫さん（３７）＝写真（右）から＝に感謝状を贈った。

　山崎さんは一月十四日午前十時ごろ、通帳を届けに訪れた同市内の顧客宅で、女性（５６）がちょうど電話で話していたのを聞き、不審を抱いた。

　船橋署員や弁護士を名乗る男らに「長男が死亡事故を起こした」「保釈金二百九十六万三千円を銀行に振り込んで」と言われたと聞いた山崎さんは、女性を同局へ案内し、窓口の羽山さんと飯田さんに協力を依頼。「十一時半までに帰らないと。他人に話すなと言われた」と慌てる女性の様子に詐欺と確信した飯田さんが行徳署へ通報、うそと分かった。

　同署管内の昨年から今年にかけての振り込め詐欺の被害は三十一件。同署は「不審な電話があったらまず警察へ」と呼びかけている。　（小山松　滋）

http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20050205/lcl_____cba_____002.shtml