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2005年02月04日(金) 00時00分

少年の知能犯6割増 警察庁まとめ 昨年摘発 振り込め詐欺影響か 東京新聞

 昨年一年間に詐欺、横領、偽造などの知能犯罪で摘発された十四歳以上二十歳未満の少年は千二百四十人で、前年比約六割増と大幅に増えたことが三日、警察庁のまとめで分かった。千人を超えたのは、一九九二年以来。知能犯の九割近くを詐欺が占めており、若年層に広がる振り込め詐欺の犯行が影響しているとみられる。

 また、刑法の規定で罰せられない十四歳未満の触法少年のうち、凶悪犯罪で補導された少年は前年に比べ3・3%微増の二百十九人で、過去十年間で最多。このうち放火が百七十九人と7・8%増え、凶悪犯罪で補導された少年の81・7%を占めた。まとめによると、知能犯罪で摘発された少年のうち、詐欺は全体の86・8%を占める千七十七人で、前年より四百五人も増えた。

 一方、二〇〇〇年以降増加傾向にあった刑法犯少年の摘発人数は前年比6・6%減の十三万四千八百五十七人で四年ぶりに減少に転じた。凶悪犯罪で摘発された少年も千五百八十四人と、前年に比べ28・4%と大幅に減少し、殺人、強盗、強姦(ごうかん)、放火のいずれも前年を下回っている。

 刑法犯少年の摘発人数は成人を含めた全刑法犯摘発人数の34・7%。二十四年ぶりに40%を下回った二〇〇三年に続いて比率を下げた。ただ同年齢層の人口千人当たりの摘発人数は一六・八人で依然として高い水準で、成人の六・七倍になる。

 触法少年の補導は刑法犯少年と同様に前年に比べて6・2%減り、二万百九十八人だった。

 違法薬物をめぐる犯罪では、麻薬及び向精神薬取締法違反が八十人で三十八人だった前年の二倍以上に増加した。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050204/mng_____sya_____010.shtml