2005年02月04日(金) 17時16分
振り込め詐欺:手口の多様化に注意を 県警相談件数、1月96件と過去最高に /島根(毎日新聞)
警察官や弁護士などを装って電話で金を要求する振り込め(オレオレ)詐欺の県警への相談件数が、1月だけで96件に上り、集計を始めた03年11月以降で過去最高となった。これまでの最高は昨年11月の86件。県警はホームページ内にある「オレオレ詐欺発生マップ」の中で発生日時や場所を公開し、注意を呼びかけている。
マップでは日付を指定すると地図上の赤い点で発生場所と発生件数を示す。日によって違う地域で発生が集中していることから、県内各地が狙われており、中でも出雲市や益田市などで多発していることが分かる。また、ホームページ内では相談が寄せられた電話の文言や、電話の対処法も紹介している。
集計によると、1月は警察官や弁護士を装って交通事故の示談金を要求する従来型のものに加え、暴力団員や実の子どもを装って「娘を誘拐した」などと金を要求するもの、病院関係者などを装って医師宅に「息子さんが医療ミスをしました」などと金を要求するものなども目立つようになり、手口も多様化しているという。
県警は不審な電話があった場合は金を振り込まず、警察に届けるよう呼びかけている。【久野洋】
2月4日朝刊
(毎日新聞) - 2月4日17時16分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050204-00000231-mailo-l32