2005年02月04日(金) 16時25分
振り込め詐欺:容疑者「個人利用者の携帯を狙った」−−大量の請求メール発信 /千葉(毎日新聞)
◇アドレス53万件のCD—R押収
インターネットのアダルトサイト利用者らを狙った振り込め詐欺事件で、2日に詐欺容疑で逮捕された東京都練馬区、会社員、松山二樹容疑者(25)の自宅から、携帯電話などのメールアドレス約53万件入りのCD—Rが県警ハイテク犯罪対策室などに押収されていたことが、分かった。
松山容疑者は容疑を否認しているが、既に同容疑で逮捕された住所不定、無職、中島篤(25)と東京都中野区、同、武田明典(23)の両容疑者は、架空請求のメールの送り先について、「パソコンは法人のアドレスが含まれる場合もあり、個人利用者ばかりの携帯電話を狙った」と供述。既に押収されたサイト利用者約2万1600人分の名簿は、「売買業者から買った」と話しているという。
これまでの調べで、3容疑者は、ダイレクトメールを一斉送信できるソフトを悪用。名簿から判明した利用者の携帯電話に、架空請求のメールを大量に発信していたらしい。メールには連絡先の電話番号が書かれており、請求を信用して電話してきた被害者に、銀行に行って振り込むように指示していた。
県警は、(1)主犯格の中島容疑者が指示役(2)武田容疑者が被害者からの電話を受ける役(3)パソコンに詳しい松山容疑者がメール送信システムを担当——と役割分担をしていたとみている。松山容疑者は、メール送信ソフト作ったこと作成は認めているという。
2月4日朝刊
(毎日新聞) - 2月4日16時25分更新
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