2005年02月03日(木) 21時01分
8年間、同じ担当者=水質すべて基準値内に−JFE排水データ改ざん(時事通信)
製鉄大手JFEスチールの東日本製鉄所千葉地区(千葉市中央区)で、排水の測定データが改ざんされ、水質汚濁防止法の基準値を上回る汚染水が漏出していた問題で、同社が8年間にわたり、同じ担当者に報告書作成を任せていたことが3日、分かった。
社内調査に対し、担当者は「事後対策を取っていたので、データを書き換えても大した問題はないと思い込んでいた」と話しているといい、同社の管理体制そのものが問題になりそうだ。
同社によると、排水の測定データを改ざんしていたのは環境防災室の水質担当者(38)。製鉄所のパトロールや自動分析器による排水の測定データが基準値を上回った場合、すべて基準値内に書き換え、千葉県と市に報告していた。
室長ら上司は元データとの照合を行わず、報告書に目を通すだけだった。
(時事通信) - 2月3日21時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050203-00000844-jij-soci