2005年02月03日(木) 02時42分
昨年の刑法犯 増加傾向に歯止め(産経新聞)
平成十六年中に全国の警察本部が認知した刑法犯は、前年同期比8・1%減の二百五十六万二千七百六十七件となったことが二日、警察庁のまとめで分かった。認知件数は、十四年まで七年連続で戦後最多を更新。しかし、十五年は八年ぶりに同2・2%減となり、十六年はさらに減少率が向上したことで、増加傾向への歯止めがより顕著になった。
検挙件数は同3・0%増の六十六万七千六百二十件、検挙者は同2・5%増の三十八万九千二十七人。検挙率は26・1%で、前年より2・9ポイント改善した。
殺人や強盗といった重要犯罪は同5・9%減の二万二千五百六十八件で、九年ぶりに減少に転じた。殺人は同2・3%減の千四百十九件、強盗は同4・8%減の七千二百九十五件と減少したが、略取・誘拐は同12・7%増の三百二十件、放火は同5・0%増の二千百七十四件だった。
一方、「振り込め詐欺」の増加などに伴い、詐欺は同37・7%増の八万三千十五件と大幅に増加。通貨偽造も同32・5%増の七千六百七十五件と増加率が目立った。
(産経新聞) - 2月3日2時42分更新
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