2005年02月03日(木) 10時30分
暴力団員、9年連続増加 「活動多様化」と警察庁(共同通信)
昨年末現在の暴力団構成員と準構成員は前年比1・4%増の約8万7000人で、9年連続して増えていることが3日、警察庁のまとめで分かった。全国の警察が昨年1年間に摘発したのは、同4・0%減の2万9319人だった。
最近10年間の活動を分析すると、賭博、ノミ行為など伝統的な資金獲得活動が減少する一方、振り込め詐欺など新しい犯罪への関与も目立っており、警察庁は「活動が多様化し、不透明になっている」と警戒感を強めている。
警察庁によると、構成員と準構成員は、指定暴力団山口組、同稲川会、同住吉会の3団体で全体の70・5%を占め、寡占化が進行。特に山口組は関東地方をはじめ全国へ進出し、全体の45・1%を占めている。
(共同通信) - 2月3日10時30分更新
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