2005年02月02日(水) 20時49分
原因不明の健康被害に対応 厚生科学審に新部会(共同通信)
昨年スギヒラタケを食べた人に脳症が相次いだことを受け、厚生科学審議会は2日、感染症や食品などの専門家で構成し、原因が分からない健康被害が起きた際に厚生労働省に助言する「健康危機管理部会」を設置した。
委員は感染症や食品、水、医薬品の専門家のほか、核や生物・化学テロへの対応も視野に入れ、放射性物質や救急医療、防災学の専門家も加える。2005年度以降、年2回程度の定期会のほか、問題発生時には緊急に会合を開く。
スギヒラタケは毒性のない安全なキノコとされてきたが、昨年秋以降、食べた人たちが急性脳症になった報告例が相次ぎ、死者も出た。こうした原因不明の健康被害に対応できる専門家による委員会・部会が厚労省にはなく、対応が求められていた。
(共同通信) - 2月2日20時49分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050202-00000191-kyodo-soci