2005年02月02日(水) 18時35分
<犯罪情勢>2年連続で件数減少、検挙率は改善 警察庁(毎日新聞)
警察庁は2日、昨年1年間の犯罪情勢をまとめた。刑法犯の総認知件数は256万2767件で、前年比22万7369件(8%)減となり、2年連続で減少した。一方、検挙件数は66万7620件で、1万9301件(3%)増え、検挙率は2.9ポイント増の26.1%に改善した。
全刑法犯の8割近くを占める窃盗犯の認知件数は約1割減の198万1574件。だが知能犯は9万9258件で3割強も増え、特に詐欺が4割増の8万3015件になった。2万5667件を数えた「振り込め詐欺」が影響している。
重要犯罪(殺人、強盗、放火、強姦(ごうかん)、略取・誘拐、強制わいせつ)は2万2568件で9年ぶりに減少したが、略取・誘拐(12%)と放火(5%)は増えた。対策の柱となっている街頭犯罪、侵入犯罪はほとんどが減少したが、街頭での略取・誘拐と住宅対象の侵入強盗は増えている。【窪田弘由記】
(毎日新聞) - 2月2日18時35分更新
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