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１月に始まった自動車リサイクル制度で、国内自動車メーカー１０社と外国車の輸入事業者５社が２日、リサイクル料金の価格設定を誤ったと発表した。うち、９社が料金を取りすぎたり、取り損ねていたりしていた。価格の根拠となるエアバッグなどの装備を正確に把握していなかったためで、過徴収は約３千台、徴収不足は約２５００台の見込み。
制度は、廃車時のエアバッグやフロンなどの処理や再資源化にかかる費用を車の所有者が購入時か車検時にリサイクル料金として前払いする仕組み。国産自動車で数千〜１万数千円にのぼる料金は、メーカー側が車種や発売時期、装備などに応じて設定している。
今回のミスは、主に１０〜１５年ほど前に発売した車のエアバッグの有無や装備の数を間違えたため起きた。正規料金にくらべ３００〜２千円ほど高いか、安い価格を設定していた。
価格を誤ったのは、トヨタ自動車や日産自動車など１５社で、価格訂正は計約２６６万台に達する。ＢＭＷジャパンやトヨタなど過徴収した９社は返金する。徴収不足の日産とトヨタは「手続きが煩雑」として不足分は徴収しない方針という。(02/02 22:54)