2005年02月01日(火) 19時53分
「泣きは必死で」と強調 振り込め詐欺マニュアル(共同通信)
暴力団関係者らによる振り込め詐欺事件で押収された携帯電話や名簿
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暴力団関係者らによる大掛かりな振り込め詐欺事件で、「泣きは必死にやる」「弁護士役は親近感が重要」などと電話で被害者をだます際のテクニックを指南したマニュアルが、警視庁などの合同捜査本部に押収されていたことが1日、分かった。
捜査本部は同日までに、詐欺容疑で指定暴力団山口組系賢仁組組員で金融業の岡本勝美容疑者(53)と千葉県柏市の無職少年(18)を新たに逮捕。昨年2月に大分県警が同容疑で逮捕した6人と合わせ、逮捕者は少年7人を含む36人となった。
調べによると、マニュアルは、交通死亡事故を起こした子供を装って親に電話をかける設定。電話の冒頭で「お母さん、ごめんね」と泣く子供役について「泣きの信用で決まるので必死にやる」と重要性を強調している。
(共同通信) - 2月1日19時53分更新
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