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2005年02月01日(火) 03時13分

北朝鮮産の偽装多く、アサリの産地確認を徹底…農水省読売新聞

 農水省は31日、アサリの産地表示確認の徹底に乗り出したことを明らかにした。アサリは北朝鮮の対日輸出品目のトップで、北朝鮮から輸入したアサリを国内の養殖場に一時保存し、日本産と偽って販売するケースが後を絶たないため、チェックを強化した。

 農水省は各地の農政局に対し、毎月の生鮮食品の表示調査で、アサリは必ず伝票に基づいて流通ルートを確認するよう指導を徹底した。

 北朝鮮からのアサリの輸入量は、国内のアサリ漁獲量の減少を補う形で、90年代に拡大し、2003年の輸入量は3万2000トン(45億円)と、国内漁獲量(約3万トン)を上回り、国内消費の約4割を占めている。

 輸入されたアサリは、国内の養殖場で数週間から数か月間、鮮度回復のため保存される。この結果、店頭では養殖場の場所を原産地と偽って表示する場合もあるという。

 北朝鮮に対する経済制裁も議論されているが、自民党などから「産地が偽装されれば制裁は尻抜けになる」などの声も出ている。
(読売新聞) - 2月1日3時13分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050201-00000201-yom-bus_all