2005年01月31日(月) 12時13分

ヤミ金の帝王に２次提訴　３７７０万円の賠償請求（共同通信）

　指定暴力団山口組系五菱会（現・二代目美尾組）をめぐるヤミ金融事件で「法外な高金利を取り立てられた」として、１４都道府県の４１人が３１日、ヤミ金の帝王と呼ばれた元幹部梶山進被告（５５）＝公判中＝に計約３７７０万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。梶山被告への集団提訴は昨年１１月に続き２回目。
　訴状によると、原告は五菱会系のヤミ金融４８店から、出資法の上限を大幅に超える異常な高金利で金を借り、取り立てを受けた。
　被害の最高額は約２２８万円。
　梶山被告を頂点とするヤミ金融グループは、海外の金融機関などを使って資金洗浄し、スイス当局が５０億円以上を犯罪収益金として没収しており、被害者弁護団はこの資金についても返還を求める方針。
　問い合わせは、ヤミ金融被害対策弁護団（団長宇都宮健児弁護士）、電話０３（３５７１）０６９４。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050131-00000085-kyodo-soci