2005年01月30日(日) 15時50分
登記証明書、全国交付へ 成年後見制度で法務省(共同通信)
法務省は、知的障害者など判断能力が不十分な人を法的に保護する成年後見人らの権限などを登録する「成年後見登記制度」について、31日から登記事項証明書などの交付窓口を全国50の法務局に拡大する。これまでは東京法務局しか窓口がなく、急増する制度の利用者から不満が高まっていた。
成年後見制度は、財産管理や介護契約などを自分でできない知的障害者らが悪徳商法などの犯罪被害に遭うのを防ぐため、2000年4月にスタート。登記制度は、法的な保護に当たる成年後見人や補助人の権限などを公的に証明するために創設された。証明書の03年度の発行は約1万9000通で、2000年度の約7倍に急増した。
(共同通信) - 1月30日15時50分更新
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