2005年01月28日(金) 16時40分
個人情報:利用停止請求権、条例に盛り込む意見書提出−−保護審査会 /福井(毎日新聞)
4月の個人情報保護法施行に伴う関連条例の改正を審議してきた福井県個人情報保護審査会(会長、藤井健夫弁護士)は27日、不適切な取り扱いをされている個人情報があれば、本人が県などに利用や提供の停止・消去を請求できる「利用停止請求権」などを盛り込むよう求める意見書を県に提出した。これを受け、県は2月議会にも条例改正案を提出する。
県個人情報保護条例は02年10月に施行され、住民の開示・訂正請求権が認められていたが、目的外使用などで是正を申し出ても、県側が棄却すれば、異議申し立てができなかった。意見書では、法律に準じ、利用停止請求権の創設▽公安委員会と県警本部を条例対象に追加▽個人情報収集の際の使途の明記——などを求めている。
また、個人情報を取り扱う受託業者からの情報流出を防止するため、受託法人やその従事者、指定管理者への罰則適用も盛り込んだ。【兵頭和行】
1月28日朝刊
(毎日新聞) - 1月28日16時40分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050128-00000137-mailo-l18