2005年01月27日(木) 22時31分
8割近くATMで振り込み 京都府警「おれおれ詐欺」被害分析(京都新聞)
京都府内で2004年に起きたおれおれ詐欺で、被害者の8割近くが金融機関のATM(現金自動預払機)で入金していることが27日、府警の被害状況の分析でわかった。また、振り込む時間帯は午前11時−午後3時で8割を占める。府警は分析結果を府内の金融機関に提供し被害防止に役立ててもらう。
府警生活安全企画課が、被害者142人、149件について、振り込んだ金融機関や振り込み方法、時間帯について分析した。
振り込んだ金融機関は、銀行が80件と半数を超え、次いで信用金庫36件(2割)、郵便局25件(1割)。振り込み方法は、ATMが118件と8割で窓口の利用は31件と2割だった。しかし、郵便局だけの場合、ATMと窓口がほぼ半数ずつだった。
また、振り込み時間が明らかな121件でみると、多い時間帯は午前11時−午後3時で103件と8割余りに達した。特にATM利用は正午−午後2時に集中し、窓口利用は正午−午後1時と午後2時−午後3時が多かった。
生安企画課は「各金融機関には、振り込みが多い時間帯に職員を配置して注意を呼びかけるなど、分析結果を参考にして警戒を強めるよう要請していきたい」としている。
(京都新聞) - 1月27日22時31分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050127-00000066-kyt-l26