2005年01月27日(木) 22時00分
プロ野球ネット賭博初摘発=HP会社を強制捜査−景品に車、高級牛肉も・大阪府警(時事通信)
会員を募ってプロ野球の試合結果を予想させ、インターネット上で賭博させたとして、大阪府警生活安全特捜隊と堺北署は27日、賭博開帳図利容疑で、大阪市東淀川区のホームページ(HP)運営会社「DHJ」や関係者宅など計19カ所を家宅捜索した。ネットを利用した賭博に対する同容疑の強制捜査は全国初という。
調べによると、DHJは「野球倶楽部」というタイトルのHP上で昨年10月25日、野球クイズと称し、大阪府東大阪市の男性(32)にプロ野球日本シリーズ中日対西武戦の結果を予想する賭博をさせ、システム利用料(100円)を徴収して利益を図った疑いが持たれている。
賭博の仕組みは、会員の客がDHJ指定の金融機関口座に現金を入金。利用料を払った上、勝敗と両チームの得点を含めた試合結果を予想し、1ポイント20円のレートでポイントを賭ける。的中すればポイントが加算される。1試合に賭ける上限は500ポイント(1万円分)。HPには予想内容に対応したオッズが表示され、1000倍以上になることもあるという。ポイント数に応じ商品と交換でき、車や高級時計などの高額商品、米沢牛、北海道産メロンなどの食品もあった。
(時事通信) - 1月27日22時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050127-00000464-jij-soci