2005年01月27日(木) 00時00分

振り込め詐欺 被害６億９０００万円（朝日新聞・）

昨年県内　「おれおれ」女性７４％

　「振り込め詐欺」による被害が県内でも相次いでいる。被害額の高額化傾向が続いており、県と県警は注意を呼びかけるシールを作製。県内の金融機関に配ることを決めた。２月１日には「振り込め詐欺緊急対策会議」が開かれ、県警と県内３８の金融機関が被害防止対策を話し合う。

　「振り込め詐欺」は、「おれおれ詐欺」「架空請求詐欺」「融資保証金詐欺」などの総称。いずれも指定した口座に振り込ませる手口が多い。

　県警のまとめによると、昨年１年間の県内の振り込め詐欺による被害は５１０件、約６億９千万円。このうち、おれおれ詐欺の被害は約３億９千万円で、前年の約１億２千万円を大きく上回った。被害者は女性が７４％を占めている。年齢別では高齢者の被害が徐々に減少し、中年者層の増加が目立つという。

　架空請求詐欺は約１億６千万円の被害。２０〜４０代の若年層に被害が多いのが特徴で、１７歳の高校生も被害に遭っている。１２月の被害総額は約３８２１万円で、月平均の約２・８倍だったという。

　融資保証金詐欺の被害は約１億４千万円。１２月には６０代の女性が１人で２２６７万円もだましとられ、県内の振り込め詐欺による被害では過去最高額となった。

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http://mytown.asahi.com/gifu/news02.asp?kiji=4002