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捜査本部によると、組織は「BB」「JJ」「SP」などと称する約10の統括グループの下に、詐欺行為を働く店舗が置かれていた。
これとは別に、被害者に現金を振り込ませる際に使う通帳を用意する「通帳調達」、銀行口座を開設する「口座開設」、振り込まれた現金を引き出す「引き下ろし」の各班が活動。店舗がマンションなどに入居する際に契約を結ぶ「事務所契約」班もあった。
各店舗の店長は、「引き下ろし」班と連絡を取りながら、被害者から振り込まれた金を受け取っていた。また、警察の摘発を逃れるために、一回使った通帳や口座はすぐに破棄。「調達」「開設」班に新たな口座などを用意してもらっていた。
店舗が摘発された場合には、事務所契約班が2、3日後には別の事務所を開設。残りのメンバーがマニュアルに従って、引き続き詐欺行為を繰り返していた。
一方、店長は詐取した金の動きを帳簿に付け、各統括グループの社長に逐一報告。月1回の店長会議では、売り上げノルマの月1000万円を下回った店長が、社長ら幹部から暴行を受けたり、店員に格下げされたりしたケースもあった。約1億円を稼いだ店には、沖縄への社員旅行がプレゼントされていたという。
ZAKZAK 2005/01/27