2005年01月27日(木) 11時37分
「報復人事は不当」告発の警官、取り消し求め申し立て(読売新聞)
愛媛県警地域課鉄道警察隊の仙波敏郎巡査部長(55)が捜査費の不正支出を内部告発した問題で、県警は27日、内示通り、仙波巡査部長に同課通信指令室への異動を発令した。
仙波巡査部長側は「県警の対応は昨年6月に成立した公益通報者保護法の趣旨に逆行する」として、2月上旬にも県人事委員会に発令取り消しを求める不服申し立てを行うとともに、国家賠償請求訴訟を松山地裁に起こす考えを明らかにした。
発令後、仙波巡査部長は松山市内で記者会見し、「不正の告発が県警にも社会にも有益で、報復人事は不当であることと、裏金の存在を司法の場で明らかにしたい」と述べた。
県警は「本人の経歴を考え適材適所で異動させた。告発とは関係がない」と説明している。
(読売新聞) - 1月27日11時37分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050127-00000404-yom-soci