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2005年01月27日(木) 02時40分

光回線使いIP電話 NTT東、来月から一戸建て向けに産経新聞

 NTT東日本は二十六日、光ファイバーを使い、高速インターネットとIP(インターネットプロトコル)電話を利用できる一戸建て向けのサービスを二月一日から開始すると発表した。NTTは銅線ベースの固定電話網を、光ファイバーを利用したIP網に転換する方針を打ち出しており、今回のサービスは次世代の基本形になる。しかし、最近の通信業界の技術・サービス革新はあまりにも速く、複雑だ。利用者は自分がどんな使い方をするのかをよく考えて選ぶ必要がある。
 NTT東の新サービスを利用するには、同社の光ファイバーサービス「Bフレッツ」に加入する必要がある。利用できるのは、通信速度が最大で毎秒百メガビットの高速インターネット接続と固定IP電話だ。利用するインターネット接続業者にもよるが、ネット利用料(税込み四千三百五円)、電話基本料(同五百二十五円)などを含めた月額利用料は同七千二百四十五円。固定電話への通話料は全国一律三分間同八・四円になる。
 四月からは八時間分の通話料と電話基本料を合わせて月額千四百七十円の「安心プラン」を開始するが、市内通話六時間、市外通話二時間という条件で比較すると、現行の加入電話が三千六百九十六円となるのに対し、「安心プラン」は千四百七十円と、現行の基本料金(千七百八十五円)よりも安くなる。NTT東日本の古賀哲夫常務は「加入電話を置き換えるつもりで売り込む」と、一年間で五十万の加入を見込んでいる。
 今回のサービスも含め、ここ数年で、インターネットと固定電話のサービス、料金は大きく変貌した。ソフトバンクが火を付けたADSL(非対称デジタル加入者線)とIP電話の組み合わせで、インターネットは常時接続が基本となった。固定電話の通話料は距離に関係なく全国一律となった。通信会社がNTTから電話局と利用者間の電話線を借り上げ、自前の通信設備を構築して行う「直収」と呼ばれる割安の電話サービスも登場。ADSLの後を担う光ファイバーの利用も拡大している。
 しかし、利用者にとってはどれが得なのか極めて分かりづらい状況だ。グラフは代表的なサービスの通話料を除く月額利用料で比較したものだが、ADSLも光ファイバーも料金差がなくなりつつある。(谷口正晃)
(産経新聞) - 1月27日2時40分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050127-00000015-san-bus_all