2005年01月26日(水) 17時36分
融資保証金詐欺:13県300万円分、新たに裏付け−−県警、7人追送検 /滋賀(毎日新聞)
◇架空融資会社名乗る
架空の融資会社「住友ファイナンス」を名乗り、保証金名目で現金をだまし取る手口の詐欺事件で、県警生活保安課などは25日までに、詐欺容疑で逮捕した東京都品川区北品川6、無職、輿石一馬被告(26)=詐欺罪で先月22日に起訴=ら7人を大津地検長浜支部に追送検した。新たに滋賀、広島など13県で十数人が計300万円以上の詐欺被害に遭っていたことが裏付けられた。
県警は詐欺容疑だけでなく、全員に組織犯罪処罰法を適用し、5人を不正競争防止法と郵便法違反に問う。同種の詐欺事件に郵便法を適用するのは全国でも極めて珍しいという。県警は「郵便法違反に問うと、架空請求などの詐欺事件を未然に防ぐことも可能。今後の犯罪抑止に役立てたい」としている。
調べでは輿石被告らは、金をだまし取る目的で不特定多数に「住友ファイナンスから融資のご案内」と書いた虚偽の内容のダイレクトメールを約4万8000通送り、さらに、料金割引を受けられる「広告郵便物」を装って料金約54万5000円の支払いを免れた疑い。【深尾昭寛】
1月26日朝刊
(毎日新聞) - 1月26日17時36分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050126-00000293-mailo-l25