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2005年01月26日(水) 02時07分

右翼かたり振り込め恐喝 被害8千万円12人逮捕へ 容疑で福岡県警西日本新聞

 福岡県警公安二課は、右翼団体をかたる男らが、西日本一円の個人商店主らに電話をかけ、多額の金を脅し取っていた疑いを強め、恐喝の疑いで、福岡市南区内の男(55)ら計十二人を逮捕する方針を固めた。男らは「護国住吉連合」という架空の右翼団体名を名乗って金を振り込ませる“振り込め恐喝”の手口で、西日本各県の約五千人から約八千万円を脅し取っていた疑いが持たれている。二十六日にも一斉に逮捕し、事件の全容解明に乗り出す。

 これまでの調べでは、男らは昨年夏から秋にかけ、熊本、大分、佐賀、長崎、岡山など各地の商店主らに電話をかけ「人権問題の解決に取り組んでいて金がいる。金を払わないのなら若い人間をやる」などと脅し、現金を口座に振り込ませた疑いが持たれている。

 同課によると、主犯格の男が脅しのマニュアルを作成し、福岡市内の事務所に配下の男たちが集まり、手分けしてこのマニュアルに従い電話をかけていた。相手が金の支払いを拒むと「護国住吉連合の総本部は大阪だが、全国に支部がある。金を払わないと近くの支部から若い人間をやる」などと脅していたという。金銭の要求は、当初は三十万円ほどを要求するが、徐々に金額を下げ、最終的には一件あたり五千—三万円を支払わせる手法だったという。

 支払いを約束すると、封書に護国住吉連合の名刺や振込用紙を入れて送付。銀行口座に金を振り込ませていたという。

 要求に応じた商店主らは、額が比較的少額であることや、トラブルに巻き込まれるわずらわしさもあり、金を振り込んでいたという。口座の履歴から、被害は一昨年春ごろからの総額で少なくとも八千万円に上るとみて調べている。
(西日本新聞) - 1月26日2時7分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050126-00000031-nnp-kyu