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指定暴力団山口組系の暴力団組長らが交通事故を装って車の修理代名目で現金を脅し取ったとして、警視庁と群馬県警の合同捜査本部は、東京都江戸川区を拠点にしていた同組系の組長日影修治容疑者(45)=千葉市稲毛区=と組員高橋一雄容疑者(57)=千葉県白井市=ら暴力団の男5人を恐喝などの疑いで逮捕した、と25日発表した。
日影容疑者らは一昨年9月以降、組織ぐるみで「振り込め恐喝」などを繰り返し、被害は100件超、総額約1億6000万円にのぼるとみられる。
捜査2課などの調べでは、日影容疑者らはほか数人と共謀して昨年9月下旬、足立区に住む主婦(40)に娘になりすまして「事故を起こした」と電話。続いて男が「親分の車が壊れた。修理代を用意しろ。用意しないと娘を売り飛ばすことも殺すこともできる」と脅して約650万円を銀行口座に振り込ませた疑い。
同様の手口で同8月と10月、中野区と前橋市の女性2人から計約280万円を脅し取ったほか、一昨年9月には、こうした金の振込先として使うのを隠して高橋容疑者名義で銀行口座を開設した疑いも持たれている。
日影容疑者は資金稼ぎが難しくなっていることから、組員らにたびたび「稼ぎが厳しい。頭を使って稼ぐんだ」などと組織ぐるみの恐喝や詐欺を指示していたとされる。日影容疑者ら2人は容疑を否認しているという。
(01/25 13:33)