悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2005年01月25日(火) 02時37分

「不当請求」相談 全体の半数6784件 福岡市消費生活センター西日本新聞

 【福岡】 福岡市消費生活センターは、二〇〇四年度上半期(四—九月)の生活相談の概要をまとめた。相談数は計一万三千五百五十二件で、前期(〇三年十月—〇四年三月)に比べて約一・三倍も増加。そのうち「不当請求」の相談数は六千七百八十四件に上り、全体の約半数を占めた。

 不当請求は、使った覚えのないインターネットのサイト使用料や高額な支払い延滞金などを、はがきやメール、封書などで請求するもの。何らかの方法で名簿を入手した者が、情報サービス会社や債権回収業者を名乗って請求を繰り返している。

 現在、不当請求の相談は全国的に増加傾向で、同センターの〇四年度上半期の数は前期の約一・三倍、前々期の約二・二倍。請求の方法は、携帯電話(電話とメール)が約47%、はがきが43%を占め、携帯電話による不当請求の相談のうち、半分近くが二十歳代。

 請求の手口は巧妙化しており、裁判所をかたった支払い督促▽裁判所の少額訴訟を悪用▽法律事務所をかたった請求—が目立ち、「真偽の判断が難しく、不安に感じてだまされる消費者が多い」と同センター。(1)身に覚えのない請求は無視(2)相手に連絡しない(3)支払わない—の三原則を呼び掛けている。

 相談全体の商品別件数では、オンラインなど関連サービスが全体の51%を占め、ローンとサラ金、不動産貸借、新聞、エステ、電話加入権と通話料が続いた。
(西日本新聞) - 1月25日2時37分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050125-00000001-nnp-l40