2005年01月23日(日) 03時02分
<パソコンメール>「アダルトサイト利用」と架空請求急増(毎日新聞)
「アダルトサイトを利用した」と偽ってパソコン利用者にメールで料金支払いを求める架空・不当請求が昨年10月以降、激増している。東京都消費生活総合センターは「請求は無視し、メールアドレスを変更するか、着信拒否機能を使うなどの対策を」とアドバイスしている。
同センターによると、パソコン利用者を標的にした架空・不当請求の相談は昨年4〜9月は平均約30件だったが、10月に107件、11月217件、12月263件と急増した。送られてきたメールに表示されていたアドレスをクリックすると、「入会手続きが完了しました」などと画面に表れ、その後に利用料金が請求される。「入金が確認できない場合は、訴訟を起こす」などと改めてメールが送られるケースもあるという。
「心配なので請求額1万8000円を払ったら、別のサイトからも請求がきた」(18歳の男子学生)、「メールを開いたらアダルトサイトで、『再度メールしない』のボタンをクリックしたら『登録』になった。毎日何十件も3万円の請求メールが届く」(48歳の自営業の女性)などの相談が寄せられ、計105万円の被害に遭った20代男性もいたという。【田中義宏】
(毎日新聞) - 1月23日3時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050123-00000006-mai-soci