2005年01月22日(土) 03時01分
紳士録詐欺7億5000万円 800人被害、2人を逮捕(産経新聞)
著名人の名簿「紳士録」を悪用し、実際には必要ない登録抹消料名目で金をだまし取ったとして、北海道警は詐欺容疑で、東京都東村山市諏訪町、自称会社員、中村豊(58)と、西東京市ひばりが丘北、無職、西谷秀年(42)の両容疑者を逮捕した。同容疑で主犯格の男(59)の逮捕状を取り行方を追っている。
被害者は二十以上の都道府県の住職や医師ら約八百人で、被害総額は約七億五千万円とみられる。最高では関西の七十代の住職が約一億四千万円の被害。道警は、振込先に使われた銀行通帳を詐取したとして、ほかに六人を逮捕した。
調べでは、中村容疑者は平成十五年七月から十六年三月までの間、福井県武生市の医師(72)宅に「日本紳士録協会」と架空の団体名を名乗り「紳士録に掲載されているが、抹消するには費用がかかる」などと偽の電話をかけ、計八十数万円を指定した口座に振り込ませ、だまし取った疑い。
西谷容疑者は十六年六月、同様の手口で広島県大竹市の住職の母親(76)から計四十数万円をだまし取った疑い。
(産経新聞) - 1月22日3時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050122-00000020-san-soci