2005年01月20日(木) 00時00分
医療過誤で女性医師2人 不起訴不当を議決 (東京新聞)
医療過誤で患者を死亡させたとして業務上過失致死の疑いで書類送検され不起訴処分となった、つくば市の筑波メディカルセンター病院の女性医師二人について、土浦検察審査会は十九日までに、不起訴不当の議決をした。審査会は「死因について十分な捜査、検討が行われたか疑問」などとした。議決書などによると、二人は二〇〇二年六月二十八日、岩井市の会社員女性=当時(25)=の卵巣切除手術を行った際、出血に対する確認を怠り、患者を腹腔(ふくくう)内出血で死亡させた業務上過失致死の疑いが持たれていた。水戸地検土浦支部は昨年九月十七日、嫌疑不十分で二人を不起訴処分としたが、遺族が不起訴不当を申し立てていた。
水戸地検の渋佐慎吾次席検事は「十分に検討して、今後の対応を決めたい」と話している。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20050120/lcl_____ibg_____003.shtml