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2005年01月20日(木) 21時33分

ICカード式公衆電話機7年で消滅、NTTが廃止決定読売新聞

 NTT東日本と西日本は20日、集積回路(IC)チップを埋め込んだICカード式公衆電話機を廃止すると発表した。

 来年3月末までに、テレホンカードを使う磁気カード式に順次切り替える。偽造テレホンカード対策の切り札として1999年に導入されたICカード式だが、携帯電話の急激な伸びに押されてあまり普及せず、わずか7年で姿を消すことになる。NTT東西は、磁気カード式に一本化することで、年間数億円の維持費が削減できるといい、公衆電話事業の赤字圧縮を目指す。

 NTT東西によると、昨年9月末現在、全国の公衆電話は約47万台あるが、このうちICカード式は約5万1000台だ。ICカードの年間の販売枚数も、磁気カードの10分の1程度の300万枚にとどまっていた。

 東日本は2月から、西日本は4月から磁気カード式への切り替え作業を始める。両社は、磁気カード式公衆電話機の機能アップで、偽造カード対策は可能としている。販売済みのICカードは磁気カードに交換する。問い合わせはテレホンカード交換センター(TEL0120・145472)へ。
(読売新聞) - 1月20日21時33分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050120-00000014-yom-bus_all