2005年01月20日(木) 20時01分
裁判所内で詐欺=罰金納付の5人だます−職員装い案内、男を逮捕・茨城(時事通信)
水戸市の水戸地裁庁舎内で交通違反の罰金納付に訪れた男女5人から現金125万円をだまし取ったとして、水戸署は20日、仙台市若林区畳屋丁、無職林秀容疑者(54)を詐欺の疑いで逮捕した。同容疑者は容疑を認めているという。
調べによると、被害者の5人は2004年9月28日、道交法違反(酒気帯び運転)で略式裁判を受けるため、水戸簡裁に出頭。林容疑者は職員を装い、同日午前8時35分ごろから同9時10分ごろにかけ1階ロビーなどで「酒気帯び裁判に来た方ですか。2階に案内します」などと声を掛け、5人を庁舎2階の当事者待合室にそれぞれ案内した。
同容疑者は5人に対し、交通切符裏の略式手続きを説明後、申述書に署名、押印させ、「きょうはどのくらい用意してきてますか」などと所持金を確認。裁判官の命令を受けるように装い室外に出た後、「罰金額は30万円です」などと提示。1人につき15万〜30万円をだまし取った疑い。
(時事通信) - 1月20日20時1分更新
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