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調べでは、三人は名古屋市内などの高齢者宅を訪れ、長時間におよぶ強引な勧誘で実際は五万円程度の布団を三十万円程度で販売。その際「マイナスイオンが出る」とか、「一度購入したら解約できない」とクーリングオフ(一定期間内の無条件解約)ができないかのようなうその説明をするなどした疑い。東海地方を中心に全国で同様の訪問販売を繰り返していたとみられる。
名古屋市消費生活センターによると、この会社に関する相談は昨年四−十二月で十一件。高齢者に対し長時間にわたり強引な勧誘をしたケースが目立つ。販売員が家に上がり込んで六時間も勧誘を続けたり、古い布団を勝手に持ち去って商品の布団を売りつけたりしていたという。
愛知県中央県民生活プラザによると、布団類の訪問販売業者は多数あり、相談は年々増加傾向にある。昨年四−六月のまとめでは、契約者の三割を七十歳以上の女性が占めた。契約の平均額は七十五万円、最高額は五百八十一万円。顧客から多重契約を取り付けるケースも多い。同県東三河地方の二十代男性は過去に二回、高額の布団セットを購入したことがあったが「以前の業者は悪質なので、布団を点検してあげる」と上がり込んできた別の業者から、新たに布団を買う契約をしてしまったという。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20050120/eve_____sya_____009.shtml