2005年01月19日(水) 10時38分
<架空請求急増>PC利用者にメールで 昨年10月以降(毎日新聞)
「アダルトサイトを利用した」と偽ってパソコン利用者にメールで料金支払いを求める架空・不当請求が昨年10月以降、激増している。従来は携帯電話メールやはがきによる被害が多かった。東京都消費生活総合センターは「請求は無視し、近くの消費生活センターに相談を」と話している。
同センターによると、パソコン利用者を標的にした架空・不当請求の相談は昨年4〜9月は平均約30件だったが、10月に107件、11月217件、12月263件と急増した。送られてきたメールに表示されていたアドレスをクリックしたりすると、「入会手続きが完了しました」などと画面に表れ、その後に利用料金が請求される。「入金が確認できない場合は、訴訟を起こす」などと改めてメールが送られるケースもあるという。
「心配なので請求額1万8000円を払ったら、別のサイトからも請求がきた」(18歳の男子学生)、「メールを開いたらアダルトサイトで、『再度メールしない』のボタンをクリックしたら『登録』になった。毎日何十件も3万円の請求メールが届く」(48歳の自営業の女性)などの相談が寄せられ、計105万円の被害に遭った20代男性もいたという。同センターは「業者に連絡を取ったりせず、メールアドレスを変更するか、着信拒否機能を使うなどの対策をとった方がいい」と話している。【田中義宏】
(毎日新聞) - 1月19日10時38分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050119-00000025-mai-soci