2005年01月19日(水) 18時40分
架空請求相談:04年府警受理1万3510件、前年に比べ倍増 /京都(毎日新聞)
見覚えのない「○○債権回収機構」「○○総合法律事務所」のはがきに注意——。府警が18日発表した04年中の相談受理状況で、架空請求関係の相談が1万3510件(前年比5387件増)と倍増したことが分かった。府警広報応接課は「身に覚えのない請求は無視し、絶対にこちらから電話して住所や電話番号、勤務先を教えてはいけない」と呼び掛けている。
相談受理件数は府警本部や各警察署に寄せられた総数で、3万7108件(同4236件増)と5年前の約5倍に増加した。内容別ではヤミ金融や架空請求など悪質商法関係が1万7127件(同3176件増)と最多。クーリングオフなど契約・取引関係が3647件(同261件減)、迷惑電話や児童への声掛けなどが3400件(同215件増)と続いた。
悪質商法では、ヤミ金融関係が3110件(同2202件減)と大幅に減った。一方、実体のない機関や架空の名ではがきやメールを送りつけたり、電話するなどしてインターネットや携帯電話サイトの利用料を請求する手口が目立った。交通事故などの示談金を装った振り込め詐欺関係の相談は363件(同347件増)だった。
相談は府警本部内警察総合相談室(075・414・0110)または各警察署相談窓口まで。【松田栄二郎】
1月19日朝刊
(毎日新聞) - 1月19日18時40分更新
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