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調べでは、犯行グループは昨年、神奈川県や群馬県のゴルフ場で、東京都江戸川区の五十代の会社役員ら三人のキャッシュカードを盗み、スキミングで偽造したカードを使って、都内の現金自動預払機(ATM)で計数百万円を引き出すなどした疑い。
このグループは暴力団組員ら二十人前後とみられ、キャッシュカード盗やスキミング、偽造カードによる預金引き出しなど役割を分担。クラブハウスで、ロッカーの暗証番号の入力画面付近に超小型カメラを隠し、近くの車内などで無線で映像を受信。利用者がプレー中に、盗撮した暗証番号でロッカーからキャッシュカードを盗んでいた。
グループはクラブハウスのトイレなどで、スキマーと呼ばれる機器で盗んだカードの磁気情報を読み取り、別人のカードに転写。貴重品ロッカーとカードの暗証番号が同じケースが多いことに目を付け、偽造したカードを使ってATMで現金を引き出していた。
被害者が盗難に気づかないよう犯人がカードをロッカーに戻すため、約二千万円を引き出されたケースもあるという。
全国銀行協会によると、偽造キャッシュカードを使った預金引き出しの被害は、二〇〇二年度に千二百万円だったが、本年度は昨年九月までの半年で既に四億六千万円に上った。銀行は原則として被害を補償せず、預金者の救済が緊急の課題になっている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050119/mng_____sya_____006.shtml