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2005年01月19日(水) 00時00分

改正本人確認法を適用 通帳買い取り勧誘の疑い 警視庁、2人逮捕 東京新聞

 預金通帳の買い取りを勧誘したなどとして警視庁の身近な知能犯罪緊急対策本部は十九日、金融機関本人確認法違反(勧誘行為)などの疑いで、東京都新宿区喜久井町、無職菊池学(22)、墨田区八広六、無職坂本満義(24)の両容疑者を逮捕した。振り込め詐欺の被害を防ぐため、銀行口座の不正売買などに罰則規定を設けた改正本人確認法が先月三十日に施行されて以来、逮捕者は全国初。

 調べでは、二人は「チョッとしたおこづかい稼ぎをしませんか?皆さまの銀行口座を買い取ります。一通二万円」などと印字したはがき一通を今月上旬、都内の男性に郵送して預金口座を売却するよう勧誘するなどした疑い。

 二人は台東区内のビルに事務所を置き、「友愛企画」「BONGO」の会社名で口座買い取りの勧誘はがきを送っていた。事務所からは、勧誘の文言を書き込んだものを含め約千八百枚のはがきや送り先の住所録などが見つかった。

 二人は「口座屋」と呼ばれ、神奈川県の女(40)=詐欺罪で起訴=から買い取った数口座は振り込め詐欺に悪用され、少なくとも計約三千万円が振り込まれていたことが確認された。

 改正本人確認法は、預貯金通帳やキャッシュカードの売買や売買を呼び掛ける行為を新たに禁じ、違反者には五十万円以下の罰金、口座売買を繰り返す業者には懲役二年以下または三百万円以下の罰金を科すと定めている。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050119/eve_____sya_____012.shtml