2005年01月19日(水) 10時21分
銀行カードをスキミングで偽造、中国人ら20人摘発へ(読売新聞)
銀行のキャッシュカードが偽造され、預金を勝手に引き出される事件を捜査していた警視庁と神奈川、千葉両県警などの合同捜査本部は18日、データの読み取り(スキミング)から現金の引き出しなどに関与していた暴力団周辺者や中国人ら20人前後を一両日中にも窃盗容疑などで一斉摘発する方針を固めた。
偽造キャッシュカード事件の摘発は全国初。グループの犯行は数百件、被害総額は3億円を超えるとみられる。
これまでの調べによると、主犯格とみられるのは神奈川県内の男。
グループは昨年春ごろから、ゴルフ場のロッカーと、キャッシュカードの暗証番号を同じに設定する利用者が多いことに目を付け、神奈川、千葉両県などのゴルフ場のロッカーに隠しカメラを設置して、盗撮した暗証番号でロッカーから客のキャッシュカードを取り出し、磁気データを読み取る「スキミング」という方法で偽造カードを作製。同じ暗証番号で、現金自動預け払い機から現金を引き出した疑いが持たれている。
偽造キャッシュカードによる被害は昨年から急増。金融庁が今月に入って、全国銀行協会に防止策の強化などを求めていた。
(読売新聞) - 1月19日10時21分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050119-00000001-yom-soci