2005年01月19日(水) 14時13分
「口座買い取り」はがき郵送、改正本人確認法で初逮捕(読売新聞)
警視庁捜査2課は19日、「銀行口座を買い取ります」などと書いたはがきを郵送したとして、東京都新宿区喜久井町、無職菊池学(22)と、墨田区八広6、同坂本満義(24)の両容疑者を本人確認法違反(勧誘の禁止)などの疑いで逮捕した。
振り込め詐欺などで他人名義の口座が悪用されていることから、口座を売買することなどを禁じた改正本人確認法が昨年12月末に施行されたが、改正法での摘発は全国初。
調べによると、菊池容疑者らは今月上旬、「チョッとしたおこづかい稼ぎしませんか。皆さまの銀行口座を買い取ります。1通20000円」などと口座の買い取りを持ち掛けるはがきを東京都内の男性に郵送した疑い。
菊池容疑者らは、「友愛企画」「ボンゴ」などとした会社名を名乗って、口座を売買する「口座屋」で、台東区内の事務所から、はがき1800枚のほか、名簿や住所録、パソコンなどが押収された。
同課は、ヤミ金融業者や多重債務者に口座買い取りを持ち掛けていたとみて、追及している。
(読売新聞) - 1月19日14時13分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050119-00000005-yom-soci