2005年01月15日(土) 00時00分
タダノ社長おわび/岡山の事故の遺族に謝罪(朝日新聞・)
大型クレーン車のリコール(無償回収・修理)問題で国土交通省に業務改善を報告した、タダノの多田野宏一社長は14日、高松市役所で記者会見し、問題を起こしたことを謝罪した。
多田野社長は「たとえ運転者のミスがあっても二重三重の安全装置を施していれば事故は防げたのではないかと、悔やまれてならない」と話した。同社は当初、運転者のミスを強調していたが、「一般の道路も走っており、さらなる安全対策が必要」という認識に変わったという。
再発防止策として、全社員に今回のリコール問題の経緯を説明して制度の意義を教えることや、製品の事故や不具合を調べる部門を8人増やして44人にすることなどを挙げた。83〜98年に製造した約1万5千台のリコール対象車の修理は6月までには終わらせる計画という。
多田野社長は昨年8月のクレーン車事故で亡くなった岡山県倉敷市の女性の遺族を昨年12月28日に訪ね、謝罪した。「謝って許してもらえるとは毛頭思っていない。今後、できる限りのことをしたい」と話した。
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http://mytown.asahi.com/kagawa/news02.asp?kiji=7101
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