2005年01月14日(金) 00時00分
「振り込め詐欺」を阻止 岬町の郵便局員(朝日新聞・)
大原署は13日、振り込め詐欺を未然に防いだとして、岬郵便局(岬町長者)の局員で、大網白里町の柏山早苗さん(28)に感謝状を贈った。柏山さんは同町内の60歳の女性が窓口を訪れ、200万円を振り込もうとした際、「詐欺かもしれませんよ」と、警察に確認するよう勧めた。
同署によると、先月30日、女性の自宅に勝浦署員を名乗る男から電話があった。女性の息子が交通事故を起こしたという内容で、弁護士を名乗る男が電話をかわり、示談金を支払わなければ勾留(こうりゅう)されるなどと言って、女性に金の振り込みを求めたという。
柏山さんは高額な振り込みを不審に思い、女性の説明を聞いて勝浦署の電話を紹介、うそがばれた。郵便局には女性の娘が運転する車で来たが、2人とも話を信じ切っていたという。大原署は詐欺未遂の疑いで調べている。
柏山さんは「聞いてはいたが、実際にあって驚いた。仕事としてしただけです」と話した。斉藤常成署長は「金を振り込み終え、ほっとして我に返ってだまされたことに気づく人が多い」などと語った。
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http://mytown.asahi.com/chiba/news02.asp?kiji=4835
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