2005年01月14日(金) 16時10分
業者“自己申告”「談合しました」 米沢市発注の工事、入札中止に /山形(毎日新聞)
米沢市発注の「米沢市座の文化伝承館」の土蔵改修工事をめぐり、同市は入札参加業者が入札会で談合を「自己申告」したため入札を中止した。
市契約検査課によると、7日に市内の建築業者16社が参加して、入札会を開催。市総務部長が入札書を開封し最低金額を読み上げたところ、1社が異議を申し立てた。
この業者は「今回は自分が落札する順番だった。ルール違反だ」と主張。同課職員が「談合しているのか」と確かめると、「そうです」と認めた。会場にいた他の15業者と同課職員は、あぜんとしていたという。
同課の事情聴取で、異議を申し立てた社は「他の15社の積算内訳書を作ったが、1社だけ受け取らなかった」と説明。14社の入札価格は同社作成の価格と同額で、拒否した1社は最低金額を提示した業者だった。
15社は談合の事実を否定しているが、市は12日の市公正入札調査委員会で入札中止を決めた。【山根真紀】
1月14日朝刊
(毎日新聞) - 1月14日16時10分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050114-00000122-mailo-l06