2005年01月13日(木) 00時00分
振り込め詐欺 04年県内被害/県警(朝日新聞・)
県警は12日、04年に県内で起きた「振り込め詐欺」が未遂を含む計737件、被害総額約7億7400万円に上ったと発表した。県警は金融機関や自治体との連携を強化して被害の拡大防止に努めるとともに、県民に更なる注意を呼びかけている。
振り込め詐欺は、オレオレ、架空請求、融資保証金の3種類の詐欺の総称。最も被害が大きかったオレオレ詐欺は、電話で警察官などを装い、交通事故の示談金を要求するなどの手口で、年間249件、総額約3億7千万円の損害を出した。40代以上の女性の被害が顕著だという。
架空請求詐欺は、利用した覚えのないインターネット上のサイトの使用料を、はがきなどで請求してくるもので、計164件、被害総額約1億8千万円。裁判で使う訴状を送りつけ、重圧をかけるケースもあるという。融資保証金詐欺は、現金を貸し付ける担保としてお金を振り込ませる手口で、被害は324件、総額約2億2千万円に上るという。
県警は電話やはがきが来ても、すぐに送金しない▽誰かに相談する▽警察や公共機関に事実を確認する、などの対抗策の徹底を図るほか、県内の銀行現金自動出入機(ATM)にシールをはるなどして、注意を促している。
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http://mytown.asahi.com/okayama/news02.asp?kiji=5451
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