2005年01月13日(木) 16時05分
シロアリ駆除もちかけ20万円詐取? 特定商取引法違反容疑、男2人を逮捕 /宮城(毎日新聞)
県警生活環境課と小牛田署は12日、訪問販売業の小牛田町志賀町3、佐藤秋男(42)と田尻町大貫上長根、中野史章(28)の両容疑者を特定商取引法違反(不備書面の交付)の疑いで逮捕した。
調べでは、両容疑者は04年7月22日ごろ、岩手県水沢市の無職の女性(70)宅を訪問。大手シロアリ駆除会社の社名を名乗り床下の消毒工事契約を持ち掛けたうえで、メモ用紙に工事費用のみを書いた不完全な契約書を交付した疑い。女性は約20万円を支払った。共に容疑を認めているという。
同課などは、2人にはシロアリ駆除の技術がなく消毒液も見つかっていないことから、消毒工事を装い費用をだまし取った詐欺の疑いでも調べる。2人はこの他にも、02年11月から04年7月にかけ、水沢市と小牛田町、佐沼町の70〜80代の女性3人に同様の契約書を交付し、計140万円をだまし取った疑いも持たれている。
被害にあったのは一人暮らしの高齢女性ばかりで、4回に分けて計約120万円を支払った女性もいたという。仙台市消費生活センターによると、シロアリや消火器の点検を装い高額な金をだまし取られたなどの相談が、04年度(10月末まで)に入って259件寄せられた。【山寺香】
1月13日朝刊
(毎日新聞) - 1月13日16時5分更新
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